今回のテーマは、中学受験と高校受験のどちらが、お子さんの為に良い選択なのか?ということについて、ご説明していきたいと思います。年齢、成長度合いなども違い単純な比較は難しいですが、多角的にみていくことで参考にして頂ければと思います。
中学受験と高校受験の違いは何?
保護者様がお子さんだった当時、中学受験をするお子さんの数は多くなかったのではないでしょうか?しかし、近年では経済状況の不安などからお子さんに良い将来を選ばせてあげたいと中学受験を選択するケースも増えて聞いており珍しい選択ではなくなっています。一方で高校受験を選択されるケースとしては、小学生というまだ未成熟な段階で将来的なことを決めても途中で新しく興味が出るなどして、これからいろいろな夢を見つけて羽ばたいてほしいと思われる方が多いです。またスポーツや習い事なども始める時期で、やってみたら意外と本人が熱心に取り組んでいる姿を見て、好きなことをもう少し伸ばしてあげたいと、スポーツクラブや習い事から近い公立の学校へ通って高校受験で目標を選択させるというケースもあります。それぞれの考え方は、どちらも間違っていないです。
偏差値などの考え方?
中学受験の場合は、高校受験と比較して受験生の分母が少ないです。ですから、偏差値も高校受験と比較しても低くなる傾向にあります。一方で高校受験は、内申書が合格、不合格を決める判定資料になります。内申点は、中学校での定期テストの成績や授業態度、生活態度など学校生活の部分が総合的に反映されます。内申点が低いと学校側から志望校を変更するように指導されるケースもあります。ただ学力検査に面接など学校ごとに配転比率が決められており、内申点が良かったとしても学力検査の点数が悪ければ合格は厳しくなります。内申点という中学校生活3年間と高校入試での学力検査、面接など両方を頑張った結果が、合格に繋がるので総合力が問われてきます。
入試問題の違いは?
私立中学受験の場合は、学校によって問題内容や難度が異なってきます。そして小学校の学習だけでは、問題を解くことができない出題が多いので、志望校対策の学習をしなければ合格することはできません。高校受験の場合ですが、公立高校入試の場合は中学校の教科書の範囲から出題されるのが基本です。ですから教科書の内容をしっかり身につけておくことで点数も自ずとアップしていくはずです。私立高校では、私立中学受験と同様で学校独自の出題傾向になります。その為に学校別対策が必要になってきます。
教育費の話
中学受験の場合は、私立校へ受験場合は、公立校と比較して学費が発生してきます当然、公立中学校と比較して費用は高いです。ただ私立中学校の場合は、学校が学習に全面的にサポートしてくれますので学校の学習、宿題なので学力が定着するケースが高いです。また講習会なども開講してくれる学校も多く、自分たちの学力の課題を克服してくれることも可能です。費用は学校により有料でしたり、無料の場合もあります。学習理解が遅れてしまっている場合は、学習塾などで補修学習をするケースもあります。高校受験の場合は、学校でのサポートより自分の頑張りが必要になってきます。私立中学校のようにしっかりサポートをしてくれる訳ではありません。そうなると学習塾などで講習会や日々の予習や復習で学力を定着させていく必要があります。このような観点で教育費を比較した場合、両方とも同じ程度の費用が発生すると思っていただければよいでしょう。
自分の子は中学受験?高校受験?どちらが向いているだろう…
中学受験の場合
中学受験は、親の協力なしには成立しません。中学から私立校に通う場合、その学校の教育方針がお子さんに影響をしてきます。その教育方針がご家庭の方針に沿うのか?親子で話し合って双方納得できるものなのか?などよく話し合って志望校を選択されたら、それはとても良い選択だと思います。
高校受験の場合
お子さんがまだ何をしたいのかわからない、友達と別れたくない、中学受験はしたくないなどの場合は、無理に中学受験を目指さなくても良いと思います。仮にそのような状況で受験をして合格して進学したとしても学校に合わないなど勉強以外でストレスを感じてしまい学校へ通えなくなるというケースも稀に考えられます。公立中学の3年間で、目標や希望が出てきたときに自ら「ここへ行きたい」と自らの意思で志望校に向けて学習するようになると思います。
中学受験・高校受験を選択するときのポイント
ここまで、中学受験と高校受験のことについて説明をしてきました。
最後にどちらか悩まれているようでしたらポイントを説明していきたいと思います。
中学受験は、親の協力なしには成立しません。勉強のサポートも然り、志望校選びにおいても我が子に合った校風なのか?などいろいろと考えてあげなければなりません。学習においては先ほどもご説明した通り、学校の教科書だけやれば良いわけではありません。親・子・学習塾が連携して学習計画を立てていく必要があります。まだ小学生なので気持ちも不安定になることもあります。そんな時は、親が温かくサポートしてあげて一緒に中学受験へ向かうことがとても大切です。
高校受験の場合は子供もある程度、成長していきます。自我も出始めて目標や夢なども抱くようになります。子供の考えをよく聞いてあげて、志望校選びなども本人の判断を優先してよいと思います。都立高校進学して、大学受験を目指すか、私立大学の付属高校を目指すかなどの選択肢も出てきますが、そのような場合は、定期的に進路について話し合える環境を1年生のうちから築いていくとよいでしょう。学校の成績・内申も合格へは重要になります。勉強以外にもクラブ活動や学校行事なども意識するのが必要です。
このように中学受験と高校受験は取り組み方が違ってきます。
もし中学受験を検討されている方、高校受験を検討されている方がいましたら個別指導VICへご相談ください。
中学受験では、私立中学受験コースをご用意しております。教材は四谷大塚の準拠教材及び受験精選問題集を使用します。また、志望校に合わせた学習を行いますので、志望校過去入試問題集を使用します。各中学の入試問題傾向を分析して各生徒に適応した個別プログラムを作成し、段階ごとに問題をレベルアップしていき、受験時期に最高レベルまで引き上げます。
高校受験では、通常授業の他に通塾者は、毎週土曜日に無料で参加できるマナビたすで学習できます。
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