今回のテーマはグローバル化する世の中でお子様がいつ頃から英語学習を始めればよいのか?また、学習塾で学習する必要があるのか?などを書いてみました。大学受験の英語も変わりつつあるので小学生からの英語学習がより重要になってくると思いますので参考になればと思います。
1.小学生(幼少期)から英語学習を始めた方が良いのか?
1-1 英語は幼少期から必要か?
2020年の東京オリンピック・来日外国人増加(過去6か月で13.9%アップ)とこの情報だけを見ても国内にいながらも外国人に接する機会が多くなる情報が近年、多く見受けられます。グローバルな社会情勢への対応など英語を必要とする状況は年々増加していますし、これからも減ることは無いと思います。そう考えれば、これから社会へ巣立つ子供たちに早くから英語の能力を身に付けたいと思うのは親心として当然の事だと思います。
1-2 英語はいつから始めるのがより良いか?
それでは、何歳頃から英語・英会話の学習を始めるのが理想でしょうか?
ただ、その前にここで考えなくてはいけないことが一つあります。それは日本では、通常英会話を使用していないことです。会話の学習には二通りあります。一つはSecond languageとして習う場合とForeign languageとして習う場合です。Second languageは第二外国語でその国の一部の人が英語を既に使用している、もしくは周辺国で英語を公用語としている場合の英語です。この場合は英語が常に会話の中に入ってきますので、英会話学習にとても良い環境です。また、英語を使わないと日常生活に支障をきたすケースが多いので必然的に覚える必要があります。もうひとつは、Foreign languageです。Foreign languageは、普段は自分たちの周りで、外国語を使う人がおらず、外国語を使わなくても生活が出来る環境です。そう考えると日本の英語は、Foreign language学習になります。ですから日本の場合の英語学習はForeign languageとして学習する必要があります。
2.勉強という視点で見る塾と英会話教室の英語学習の違い。
2-1 英会話教室での英語学習は?
幼児・小学校低学年向けの英会話教室は、今では特に必要だと感じるご父兄様が多いこともあり数多くのお子さんがレッスンを体験しています。
英語学習のはじめとして子供が身近に感じられる、嫌悪感を持たないようにするという意味合いで、楽しくゲームや歌を歌いながら英語の環境に慣れていくパターンが多いです。特にネイティブ講師の英語を触れる事は子供たちにとっても良い経験になると思います。しかし、英会話の習得の道に繋がるでしょうか?私の考えでは答えは「NO」です。
幼児・小学校低学年で上記の様に学んだ英語が、中学生になって役立つケースは稀です。何故でしょうか? 例えば小学生の塾での英語クラスと中学生の英語クラスを比較しても全く違う学習を行っています。必然的に中学生に上がった子供たちは面喰ってしまいます。中学生の英語は筆記が重要になります。そして文法の習得も重要になってきます。勿論、テストもあります。点数を取る為に英語学習をしていかないと内申点は取れません。高校受験にも影響が出てきます。さて、どうしたら良いでしょう。
2-2 塾で英語学習する意味。
英語と日本語は全く異なる言語です。単語、文法など何ら関連性がありません。
ですから、文法を学習していかないと先に進みません。文章の順序・英語の決まり・主語・述語・目的語の配列の仕方などを全て一から学習をしないと英語を身につける事は難しくなります。文法を度外視して会話から学んでも英語を理解して使いこなすことは所詮、無理な話です。日本の英語学習は文法偏重の傾向があり大学受験などではかなり難しい問題が出題されています。ネイティブさえも理解できない問題を見る事もあります。幼児期・小学校低学年などでゲームや歌を中心とした授業や発音に重きをおくフォニックス授業なども意義はあると思いますが、本来身につけるべき力や実際に使える英会話に影響を及ぼすかと言えば難しいと思います。英検などの資格試験は文法問題が65%を占めますので、基本文法は非常に重要になります。その意味では、学習塾でしっかり英文法を学習する事は、英語を基礎から学べるのでとても良いと思います。しかし、学習塾ならどこでも良いのでしょうか?
3.塾なら英語学習が身につく?は本当か?
3-1 どの塾でも良い訳ではありません!
前項で英語は、文法学習から始めることが良いと書きました。ただ、それだけでは従来の英語学習のスタンスと同じで身につく英語にはなりません。日本人は、学校での英語授業を中学校~大学まで約10年の間、学習をしていたのに殆どの方は英会話の習得が出来ていないのではないでしょうか?そして、習得出来なかったのは何が要因だったのでしょう?その要因を把握できている学習塾は成果に繋がると思いますが、全ての学習塾が要因を解決出来るかと言うと決してそうでは無いと思います。
3-2 英語が身につく塾の見極め方。
それでは、英語学習がしっかり身につけられる学習塾を見極めるポイントを少しお話します。大事なのは英文法です。そして、英文法学習と同時に行う必要のある学習は≪耳から聞く≫学習と≪文章を暗記する≫学習です。大学受験でも≪読む・書く・聞く・話す≫この4要素が英語学力判断の基準になってきました。≪読む・書く≫は日本人の得意とするところですが、今までこの学力でしか判断をしない傾向が長年続きました。大学受験時に≪聞く・話す≫の能力を試す問題が今後、多く出題されれば必然的に英語学習の方法も変わらざるを得ません。この大学受験改革が実現をすれば大事件です。なぜなら大学受験に必要な学習と英会話取得の学習が同一の学習になるからです。≪読む・書く・聞く・話す≫の4大要素の中で、今まで学校や学習塾が疎かにしていた要素は何だったでしょうか?
それは≪耳から聞く≫=リスニングです。これは英会話の身につける上で絶対に必要な学習です。
今まで日本人の英語学習は≪目から読んで手で書く≫の手法でした。この場合、耳と口は全く使いません。≪耳から聞いて音読する≫そして≪手で書く≫そして≪暗記する≫から
≪リスニング→文章音読→文章暗記≫の手法で学習できる塾が英語を身につけられる学習塾です。それが出来るのが個別指導VICです。VICでは、≪リスニング→文章音読→文章暗記≫の手法で英語学習を行っています。ここで、どの様な学習を行っているかをご紹介します。
【個別指導VIC英語ステップアップ学習】ポイントは速読英語です!
1音読から始めます。
VICの指導法のなかに≪速読≫があります。
これはいろいろな文章をまず読むことから始めます。
何回も読んで慣れて、次は速く読んでいく方法です。
もちろん、配信システムになっていますので、苦手な生徒、
発音できない・単語の意味が分からない生徒には優しく誘導します。
まず英語に慣れる事から始めます。
2教科書完全理解
塾では音読を重要視します。教科書を何回も読ませます。
教科書の内容を確実に理解するため、教科書ノートを作成します。
このノートには左側に英語・右側に日本語を書いていきます。
塾の進路としては予習をしていきます。
テスト2~3週間前の範囲に戻り、テスト範囲を暗記していきます。
暗記は苦手な生徒が多いですが、暗記の仕方は指導します。
これでテスト準備は万全です。90点以上は目指せます。
3文法理解
文法は英語の骨組みです。新しく出てきた文法事項の把握がないと文章を読みこなす
ことが出来ません。従来、学校と普通の学習塾はこの文法把握に多くの時間を費やしています。ただこれだけでは英語を習得できません。
文法指導の中に≪読む・書く≫が入って初めて英語のリズムがつかめます。
文法把握はとても必要なことですが、主ではありません。あくまでも従です。
4リーディング・ライティング
英語を勉強と思ってほしくはありません。習慣と思ってください。英語は数学のように一つひとつに答えが出るわけではないので、学問としては面白い科目ではないかもしれません。ですから、毎日・顔を洗う・歯を磨く手を洗う・お風呂入るのと同じと考えてください。毎日同じことをやり、繰り返す。そして継続する。
これが英語では最も重要なことです。VICでは家庭学習(家庭習慣)として下記の課題を全生徒さんに義務付けています。使う教材は今まで自分が使って、学習が終了した教科書です。3年生は2年生の初めから、2年生は1年生の初めから、毎日1レッスンを5回読み、1回書きます。それを毎日続けます。一回にかかる所要時間は15~20分です。でもこれが重要なのです。毎日行えば、1年で120時間になります。英語は、勉強と思わず毎日の習慣と考えてください。この習慣が理解につながり楽しくなった時は英語の成績は必然的に上がっています。
●個別指導VIC英語ステップアップ学習は教科書ノート・テキストノート・ライティングノートの3冊のノートを使用します。週1回80分の授業では成績は上がりません。VICは家庭学習を含めてサポートをしています。
4.中学生になった時に初めて良かったと思える英語学習!
4-1 英語学習が社会人になって活かされる事が最終的な目的です。
小学校から文法学習と同時に≪リスニング→文章音読→文章暗記≫の習慣をつけて中学・高校と進めていく事が最善の英語及び英会話取得の方法だと考えます。英語は数学などの科目とは性格が違います。英語は考える科目ではありません。他の国の言語ですから、覚える科目なのです。学習と思わないでほしいです。毎日の10~20分間英語を使う時間にしてください。≪リスニング→文章音読→文章暗記≫をする時間を作ってください。
英会話の習得には継続こそが一番重要な要素です。
4-2 英語学習が効果を発揮するのは中学生になってから!
日本人が中学校から大学4年まで約10年間に及ぶ学習にも関わらず英語学習を続けてもほとんどの方は会話を流暢に話せません。これは、今までの日本の英語教育の方向性が間違っていたと言わざるを得ません。高度の文法知識と読解力知識を必要とする人は、日本人の一部の方に限られます。殆どの方に必要なのは≪生きた英語・使える英語・コミュニケーションの図れる英語≫です。
個別指導VICは将来子供たちが自由自在に英語でのコミュニケーションが可能になるように大学までの英会話習得のレールを敷いていく考えです。
≪英語の学習が大人になって必ず身になり花開くこと≫がVICの教務目標です。今、小学生のお子様がいて英語学習について少しでも悩みがありましたらお気軽にご相談ください。一人でも多くのお子様が正しい英語学習が出来るようになればと思います。
個別指導VICは、英語指導のノウハウがあります。高校受験、大学受験を売りにしている学習塾さんもありますが、当塾は英会話を運営していた実績で特に英語学習に力をいれております。ここまで明確に言えるのは指導スキームに自信があるからです。英語でお悩みのお子様はお気軽にご相談下さい。